今まで何十年と避けていたガンダムZZを今更になってみたので、感想を書いておきます。
そもそもみなかった理由
これに関しては、大雑把に言ってしまうと星の巡りが良くなかったから、というやつなのですが、
みたことのあるシーンが、「プルプルプルプル〜」で「服を着なさい!」と怒られてるシーンと、
プルツーがコールドスリープをしているシーンの2シーンだったためです。
このぼんやりとした2つの記憶が合わさり、
裸で走るプルというイメージが出来上がり、
キツイ作品だなと思わされていました。
(実際は下着姿で走ってた)
もう1つの理由としては、毎回何故か録画でトラブルが起きるということがあり、
レンタルしてまでみるのもなーと思っていた、というのがありました。
(裸で凍眠のプルツーのせいか、最近だとまず再放送されない)
ちなみに今回は、BSチューナーの熱暴走で3箇所録画中の映像が止まり、さらには保存していたHDDが壊れるという事件も起きたのですが、
3箇所とも序盤だったのと、1箇所以外は数秒だったので、気にしないことにしました。
(ザク頭になる回が、開始5分でラストまで止まったので、この回だけまともにみれてない感じ)
ということで、前置きはこの辺にしておいて、感想です。
良かったところ
ジュドーが意外に良かった
今回はこれに尽きる気がします。
妹を助けたい、戦いを終わらせたい、だから必死に頑張る
という、
簡単に説明すると、少年漫画の主人公みたいなキャラをしています。
ろくでもない大人たちに対する苛立ちを、
そこまで溜めずにちゃんと発散してくれるところとか、かなり良かったなと思いました。
雰囲気が明るいなと思った
この作品、暗い気分にさせないように、全体的に配慮がされてるように感じました。
悲惨なシーンはあるにはあるのですが、びっくりするくらいあっさりしていて、
暗くなる暇がありませんでした。
あとは、暗くしないようにするのが無理矢理過ぎて、逆に不気味な感じすらするシーンさえありました。
具体的には、終盤のタイガーバウム内で女性キャラがさらわれる際に、
シリアスになる(20話くらいまで)に流れていたコミカルなBGMが流れるのですが、
明らかに状況と合ってなかったです。
こういうのをみてしまうと、制作サイドも、どう暗くしないようにするかで必死だったんじゃないかなと思わされます。
前の2作の間みたいな内容だなと思った
細かいことは省きますが、
初代とZを混ぜたみたいな、もっと言うとエルガイムも少し混ぜちゃったみたいな、
そんな内容をしていました。
前の2作と全く違う雰囲気なのかなと勝手に思っていたので、
意外に似ている雰囲気で衝撃でした。
しいて文句を言うなら、隠し味のエルガイム成分(COBRAやブライガーみたいな明るいノリ)が、
前半は出過ぎかなというのは、感じなくもありませんでした。
良くなかったところ
細かく語られないところが多い
時間が足りないとか、雰囲気を暗くしないためにとか、色々理由はあるのかとは思いますが、
どうしてそうなったのか?みたいな部分が有耶無耶になっているところが結構あります。
具体的に例を挙げると、リィナは何があったの?とか、プルツーはどうなったの?とか、ヤザンは?とか。
サエグサに至っては、何事もなかったように普通に生きてるし。
今回挙げたものはぶっちゃけ、ほとんどどうでもいいことで、調べれば何処かで答えが語られてるかもしれないのですが、
重要キャラのプルツーくらいは「ラスト寝たっぽいけどその後どうなったの?」の説明が、
作中でもわかるようにして欲しかったな、とは思いました。
ビーチャとモンド、お咎めなし
仲間を売ったり盾にしたりと、「子供だから!」で済まされる範囲を超えたことをしていたように思うのですが、
この2人に天罰的なものは特に何も起きません。
(モンドの好きな子は退場したでしょって言ってもモンド本人には関係ないし)
(ただの良い奴なイーノは3回くらい酷い目にあってるのに!)
反省している雰囲気もなく、後半急に心を入れ替えたみたいに真面目キャラになるわけですが、
結局この2人は、最後まで好きになれなかったかなーと思います。
まとめ
ということでまとめると、
もっとサイコで暗いアニメかと思って手を出さずにいたのですが、
全然そんなことはなく、むしろ明るすぎて、
TV版のZガンダムもちゃんと完結したなというエンディングをしていて、
結構満足なアニメでした。
ガンダムZZ、劇場版Zガンダムの登場によって、この部分の話はなかったことになったので、
みなくていい作品、と言われたらたしかにそうかもしれないですが、
みてもいい作品
ではあるんじゃないかなと個人的には思いました。
おまけ
6話置きくらいの感想は、7月のメモのどっかに書いてあります。適当な事しか書いてないですが、気になる人はどうぞ。
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