龍が如く7をプレイしました

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龍が如く7 光と闇の行方 インターナショナルをプレイしました。

はじめに

今回ストーリーに関してはネタバレしないように気を付けて書いていますが、

今作は理不尽な部分が結構あり、その部分の攻略はさすがに書いた方が良いかなという理由で、

ちょっとしたネタバレというか攻略のようなものを書いています。

(例えば強いと思った職業とか、ラスボスの行動パターンとか)

そういう情報も見たくないという人は一応気を付けてください。

どんなゲーム?

横浜を舞台にドラクエをする、極道物なRPG。

伝説の極道、桐生一馬が主人公として有名になっていた、龍が如くシリーズの7作目。(外伝等も含めると12作目くらい)

7はなんと、ついに主人公が変更され、春日一番というチリチリ頭の新キャラクターが主人公になり、

戦闘方法も、アクションからドラクエのようなコマンドを選択して戦うRPGのような方法に変わりました。

良かったところ

ストーリーが良かった

7作目にして急に現れた「春日一番」というキャラが主役ということで、始めはどうなるのかと思っていたのですが、

しっかりと主人公をしていて、

「これ、龍が如くシリーズである必要なくね?」とはならない内容で、

しかも納得のいかないような内容をしていませんでした。

今作だけで見ても面白いし、龍が如くシリーズとしてみても面白い。

かなり力が入ってるように感じました。

しいて言うなら、龍が如く6をやっておいた方がより楽しめるのかなとは思います。

ついに女性キャラが…

今作は今までみたいな主人公1人のアクションゲームな戦闘ではなく、ドラクエのようなパーティ型のRPGの戦闘になっていて、簡単に言うと仲間を連れています。

そして、その仲間の中に女性キャラが居ます。

龍が如くシリーズは今まで結構な作品が出ていたのですが、戦闘をする女性キャラというのは自分が知る限りでは今まで出ていなくて、おそらく今作が初です。

結構というか、かなり衝撃でした。

ちなみに戦う女性キャラが今まで出ていなかった理由は

「6までの主人公の桐生さんが女性相手に暴力NGだから」みたいなそんな裏事情があったりするみたいです。

グラフィックが…

グラフィックが、6や極2の時のような実写感がある感じから、

0の時のようなちょっとゲームっぽい感じになったというか、ちょうど良い感じのグラフィックになった感じがしました。

見ようによっては劣化しているような気がしないでもないですが、個人的には7の方が好みでした。

残念だったところ

戦闘が…

ドラクエのようなターン制の戦闘なのですが、色々と残念です。

その1、テンポが悪い

戦闘中に攻撃をする時、行くぜ!みたいな感じに助走をつけながら相手に向かって走っていき、攻撃をしてターンは終わりという感じなのですが、

工程が多いというか、そもそも戦闘フィールドが結構広くて、大体敵との距離が離れていて近付くのに時間が掛かります。

敵側と味方側でキレイに陣地が分かれていて、それなりの距離で向かい合っている従来のドラクエの戦闘方式をそのまま採用で良かったのでは?と思いました。

その2、人数が多い

このゲーム、1回の戦闘での敵の数が多いです。

戦闘に入ると少なくても4、5人は敵が居て、さらに人数が減ってくると溜め無しで増援を呼んだりします。

ドラクエで例えると、ザコ敵はみんなマドハンドです。

その3、範囲攻撃が少ない

このゲーム、「俺の番だな うぉーーー バコン!」みたいなゆったりとしたテンポの戦闘で、さらに敵の数が多いのに

まさかの単体攻撃ばっかりです。

龍が如く7は職業によって使える技が変わる方式なのですが、

(職ごとにレベルが分かれていて、レベルで開放されるステータスup分と一部の技は他の職でも共有される、ドラクエ9っぽい仕様)

範囲攻撃が使える職業は数えるほどしかなく、

自分が使った範囲だとダンサー、ホスト、事務員の3つくらいしか

範囲攻撃を簡単に使えるようになる職業が確認出来ませんでした。

この3つの職業だと、ダンサーは普通に強く、事務員も結構良い感じなのですが、ホストの範囲攻撃は微妙に感じました。

こう書くと「どの辺に問題があるの?ダンサーと事務員になれば良くね?」と思いがちですが、

このゲームの職業は、職を変えると技が使えなくなるタイプのゲーム(一部の技を除く)なので、

職業が色々あるのに他の職業になると技が使えなくなるので、

強い技を使いたかったら職業がずっと一緒、という問題が発生します。

パーティ全員盗賊にするのが最適解みたいな、そんながっかり感というかなんというか。


さらに言うと、全員がなりたい職に簡単になれるわけではなくて、

キャラストーリーを進めるとかレベルを上げるとかキャラ毎に転職の条件が違っていて、

なりたい職にすぐになれなかったりします。

さらにさらに言うと、事務員は隠しキャラ専用の職業なので、隠しキャラ以外なれません。

もうちょっといろいろな職業を使いたいと思えるように、全体的に範囲攻撃の数を増やすとかでバランス良く調整して欲しかったなと思いました。

その4、範囲攻撃が扱いにくい

範囲技が扱いにくいに関しては、

技の攻撃範囲が表示されないのでどれくらいが範囲かがイマイチ分からず、

「多分この敵も巻き込まれるだろう」みたいな感じで、雰囲気で使うしかないです。

しかも使う位置は選べず、狙った相手の正面で使用します。

このゲームは戦闘フィールドが広い上に常に相手が動いていて、

ドラクエで例えると、

単体とグループの組み合わせが常に変化しているみたいなそんな感じで、

結構扱いにくいです。

さらにこれは確証はないのですが、戦闘開始のタイミングが一番敵がくっついてる可能性があって、

戦闘が長引けば長引くほど散り散りに離れて行っていく様な感じがしました。

円のバトルフィールドがあると仮定すると、

中心に固まった状態からバトルがスタートして四方八方に移動していく

みたいなそんな感じです。

その5、接敵範囲が広い

今作も今まで通りシンボルエンカウントで、戦闘開始前に接敵範囲が出ているのですが、かなり広いです。

しかも、その範囲に触れると今までの作品だったら恒例だった追いかけっこもなしで、すぐに戦闘に入ります。

例えばチンピラが道路の真ん中を歩いていたら、端から端までぎっしりチンピラの視界で埋まっていて、違う道を通らないと戦闘が避けられません。

違う道を通ろうとしたら今度はそっちにもチンピラが…みたいな感じで、結局倒した方が早かったりして調整不足を感じました。

その6、一部のボスが異常に強い

ネタバレになってしまうのでキャラ名は伏せますが、一部のキャラがとんでもなく強いです。

登場時期を具体的に書いてしまうと終盤の3戦で、この3戦だけ道中の敵とは明らかに強さが違います。

(道中の敵はレベル47とかなのに、ボスだけレベル55とかで出てきて、その場所まで特にレベル上げをせず普通に進めていた自分のパーティは、平均レベル40くらいでした)

このボス、制作スタッフが「このキャラは弱くしたくない!」みたいなそういう理由で強いのだと思うのですが、

単純にステータスが高いという方向の調整なので、

「ボス側が本気を出していないからレベル50くらいで常識的な強さ」みたいな、

レベルを全体的に15くらい上げる以外にもどうにか出来る方法を用意して欲しかったなと思いました。

あと、この戦闘の場所に向かう前に唐突に「レベルをここで上げてね!」みたいな施設が出てくるのですが、

これにも調整の適当感を感じてしまいました。

まあこの強いキャラ達は、強くても納得のキャラなので、素直に良くなかったとは言いにくいような気もしますが…


余談ですが、この強すぎる3戦の内の1つの戦闘(龍)は、ラスボスよりも強い感じの相手なのですが、

ある事に気が付ければ結構簡単になるという特殊戦闘になっていて、これは割りと面白いギミックだなと思いました。

こういうのが他の2戦にも欲しかったというのが率直な感想です。

その7、ラスボスが卑怯

強すぎるボスのうちの1つ、実質ラスボスの方ですが、体力がただただ多く、さらに後半になると即死技をブンブン振ってきます。

30分くらい掛かる長いラストダンジョンを進めて、ボス前にセーブポイントもなしで、高体力での長期戦、からの即死ブンブンという

かなり終わっているラスボス戦になっています。

自分は1時間くらいラスボス戦をしていた気がしました。

30分くらい戦って「やっと半分くらいか?」と思ったら敵の行動パターンが変わって、

即死パンチ、高火力パンチ(実質即死)、そこそこパンチの3択になり、

3種類の中からそこそこパンチを引かないと反撃する暇がないという

凄いバトルになります。

主人公の春日一番はやられるとゲームオーバーになるので、やられるダメージを食らった際に一度耐えるスキルを覚えていない場合、ほぼ詰むんじゃないかと思いました。

ダンジョン問題

ダンジョンもいくつか問題があるように感じました。

その1、セーブポイントがほとんどない

自分が見落としているのでなければ、このゲームのダンジョンにはボス前にセーブポイントがないです。

何なら道中にもほとんどないです。

かなり攻めてるなと思いました。

その2、長い

セーブポイントがないのはまあしょうがないにしても、とにかくダンジョンが長いです。

毎回ラストダンジョンみたいな結構ぐちゃぐちゃした道を、セーブポイントもなしに歩かされます。

かなり攻めてるなと思いました。

その3、戦闘が回避不能

このゲームはシンボルエンカウントなのですが、接敵範囲が広いです。

そしてダンジョンは道が狭いです。

つまり戦闘は避けられません。

かなり攻めてるなと思いました。

一番製菓問題

物語の途中で急に割り込んでくる会社経営なのですが、問題点がいくつかあります。

その1、店の場所がわからない

本編の途中で唐突に「社長になってください!」と押しかけてくる形で始まるので、

また寄り道イベントかなと思いきや、かなり重要なイベントなわけですが、

自分の環境だけかもしれませんが、店の場所が始めマークされておらず、

最初どこに店があるのかがわかりませんでした。

(マップでいうとサバイバーと自宅の間辺り、西の真ん中くらいに店があります。そして社長になってくださいと言われるのは、マップの南東の方)

その2、システムがわかりにくい

会社経営は急に別のゲームになる訳ですが、結構システムがややこしくわかりにくいです。

わかれば意外と簡単なつくりなのですが、難しそうな雰囲気なので、

やらずに放置してしまいがちになるんじゃないかなと思いました。

その3、得られるものが多すぎる

会社経営は本編に関係のないサブストーリーなのですが、得られるものが多すぎます。

会社経営で得られるものを挙げると

金、女、強力なスキル

まず1つ目の金。

最後までイベントを進めると500万円くらいは軽く手に入ります。

しかも、本編で金が足りなくなっても、会社経営イベントが最後まで進んでいる場合、

この会社経営を少しやればすぐに金が手に入ってしまうので、

資金集めはこれだけで良くね?感が出てきてしまいます。


2つ目は女。

簡単に説明するとイベントを進めると女性キャラが仲間になります。

この女性キャラですが、かなり強いです。

自分は出てきてからずっとスタメンで、毎回開幕に画鋲を投げていました。


3つ目は強いスキル。

これは春日一番が、どの職業でも札束ビンタを使えるようになるというものですが、

春日一番だとおそらくレアな「魔力属性」の攻撃(多分)で、

消費MPもそこそこで普通に威力も高いという

かなり使い勝手の良いスキルになっています。

一番くんは正直単体攻撃これだけで良いんじゃないかなと思いました。

その4、隠しキャラの扱いが…

隠しキャラの話が出て来たのでこのキャラについての残念ポイントを書きますが、

ストーリー上でこのキャラだけどこにも登場せず、パーティに居ない扱いになっています。

かなり良いキャラをしていて強キャラで、常にスタメンだったのに、

空気ですらない扱いなので、自分は寂しく感じました。

一応龍が如く7開発秘話的な話で、発売直前に急遽仲間になるようになったキャラという風に話されているみたいで、

しょうがないといえばしょうがないのですが、

どうにかエンディングのシーンくらいは無理やりにでもねじ込んで欲しかったなというのは感じました。

動きが「くのいち」っぽいので、実は見えないところに居ますと脳内変換すれば何とか…なるかい!

その他の問題

タクシーが…

ファストトラベルとして今作にもタクシーがあるのですが、一回話しかけておかないと向かい先として登録がされません。

始めの内は所持金がなくて利用出来ないので、自由に利用出来るようになるまでこの事には気が付かなかったわけですが、

「マップでタクシーがあるところを通ったら勝手に向かい先として登録で良くない?」と思いました。

さらに書くと、話しかけておかないとマップに表示されないので、探すときに面倒です。

動き始めが…

フィールドでの移動ですが、移動する際に最初の1歩目の歩幅が大きく、

途中で曲がれないっぽいので、小回りが利かないように感じました。

壁が…

壁にぶつかると「おっと」みたいな反応をします。

小回りが利かないという先程の仕様と合わさり、良くぶつかります。

宝箱が…

宝箱として金庫が色々な場所に置いてあるのですが、

正面からしか開けられません。

しかも無駄に判定が小さい。

さっき書いた小回りが利かないと合わさり、かなり金庫が開けにくくなっています。

まとめ

という事で、長々と書いてしまったのでまとめると

ストーリーは150点、システム周りでマイナス70点くらい

というかなり尖がったゲームで、セガっぽいゲームだなという感想でした。

悪いところばかり書いていて勘違いされそうなので、最後に一言書いておくと

かなり高評価です。

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