面白いと巷で噂になっていた気がするHADESをついに遊んでみました。
どんなゲーム?
ハデスの息子ザグレウスが、自分の出生の秘密を探るべく冥界から脱出を試みるゲーム。
家出を頑張る系ローグライクなアクション。
知ってる人になら伝わると思うのですが、Slay the Spireの戦闘をアクションにしたみたいなそんなゲーム。
良かったところ
自然な日本語がある
今回Windows版をプレイしたのですが、初めから日本語化がされていました。
しかも機械翻訳みたいなものではなく、キャラクターに合った喋り方で翻訳されていて、
違和感なく楽しめました。
しいて挙げるとするなら、「態の強化に使える」みたいな感じで出てくる、
この態というのだけ違和感を感じました。
態は、いわゆる武器のモードチェンジみたいな要素で、(〜タイプの訳で態?)
ストーリーとは関係ないので、そんなに支障はありませんでした。
ゴッドモードがある
かなり難易度が高いこのゲームですが、ストーリーを楽しみたい人用にゴッドモードというものがあります。
このゴッドモードは、簡単に言うと設定でオンオフ出来るタイプの「ダメージを減らす系スキル」で、
始めは「20%ダメージ減少」という能力なのですが、やられる度に2%ずつ減る量が足されていきます。
自分は最初、無しで始めたのですが、こりゃ厳しいなと思って使い始めたところ、
気が付いたら「52%ダメージ減少」まで性能が上がっていました。
有りでも普通に難しいので、気にせず使うのがオススメです。
というか、好きな時にオンオフの切り替えが出来るので、出発前の装備が整うまではオンの方が確実に良いです。
神になりましょう。
余談ですが、
クリア後にオフにして遊んでみた感じだと、
ここまで来てやっとオフでバランスが取れるゲーム性な感じがします。
ただ、別にオフにしたところで難しくなるだけで特に良いことはないし、オフだと性能的に使うのが厳しい功徳(スキル)が出てきてしまうので、やっぱりずっとオンで良いです。
アクション部分が面白い
通常攻撃、特殊攻撃、魔弾、祈り、ダッシュという感じでアクションが結構あります。
特に、魔弾というシステムが面白くて、
簡単に言うと誘導弾が出せるのですが、弾数が有限で使い回しします。
(初期は1発。強化して3発)
この弾自体も功徳で強くなるのですが、当ててダメージ以外にも、魔弾が当たったら数秒間敵が弾を持っている状態になって、敵にデバフが掛かります。
文字だとなかなか伝わりにくいと思いますが、この魔弾というシステムが良い味を出していて、
アクション部分がかなり面白く感じました。
絵が綺麗
洋ゲーの設定資料とかで出てくる感じの、あの感じでキャラクターが動きます。
海外アニメとかそっち系の。
日本のゲームにはあまり無い感じで、新鮮でした。
ストーリーがちゃんとしてる
正直なことを言うと今回あまり時間がなく、流しプレイで、
セリフは斜めに読んでいたのですが、
後半辺りから雰囲気が変わっていって、気が付いたらしっかりセリフを読んでいました。
途中まで真剣に読んでいなかったのに、こんなことを書いて良いかは分かりませんが、
結構細かいところまでしっかりしてます。
釣り竿を解放した後にポセイドンに会うと釣り竿に反応したり、
やられ方とかも見られていて、
「え、マグマでやられた?」みたいな感じで、専用のセリフを喋ってきて、
作り込みが凄いなと思いました。
話がそれてしまったので少し戻して、
ストーリーは起承転結がしっかりしていて、特に後半は「この先どうなるんだろう…」という感じで、遊んでいてワクワクしました。
装備のバリエーションが豊富
このゲームは、やられたりクリアしたりするとほとんど1からやり直しになる、ローグライクなアクションゲームですが、
出発前に選べる武器の種類が6種類あって、わりと多いです。
さらに、功徳というスキルみたいなものを装備していくのですが、
武器によって性能が違ったり使い勝手が変わってきたりします。
このスキルの組み合わせを考えたりが面白いです。
気になったところ
ゲーム内容がかなり尖っている
さすがインディーゲームという感じでかなり尖っています。
「冥界から脱出する」という内容ですが、ルートが1つしかありません。
厳密に言うとそれぞれのステージ構成は違うのですが、チェックポイントがずっと同じです。
一応1体目と2体目のボスはランダムで少しだけ変わりますが、戦う部屋自体は一緒。
不思議のダンジョンで例えると、ボスが少し変わるだけで、ダンジョンが1つしかない感じ。
そしてかなりの周回ゲーです。
自分は何周必要か確認せずにやっていたのですが、「本当にエンディングあるのかこれ?」と少し心配になりました。
ちなみにエンディングはあります。
インディーゲーム特有の、難しいのに「これが普通です」みたいな顔をしてる
さっきも少し書いたのですが、ゴッドモードを使わないとかなり難易度高めです。
ゴッドモード、ゲーム内ではいわゆるイージーモードみたいな扱いになっているのですが、
明らかに有りが通常の難易度で、無しがベリーベリーハードです。
「ゴッドモード」ではなく「ゴッドモードをやめる」でチェックを入れるか入れないかにしてあった方が、良かったんじゃないかと少し気になりました。
まあ気にし過ぎかも。
そしてゴッドモードですが、パワーアップに結構時間が掛かります。
2%ずつしか効果が上がっていかないのですが、始めの内はもうちょっとじゃんじゃん上がっても良いんじゃないかなと少し思いました。
アイコンしか出ない
次の部屋を選択する際にその部屋のクリア報酬が見えているのですが、アイコンだけの表示です。
3、4周やったら大体何のアイコンかの判断が出来るようになりましたが、
アイコンの種類表みたいなものが欲しかったかなと思いました。
まとめ
ということでまとめると
アクション要素は爽快感があって面白く、グラフィックはアートワークみたいでキレイ、ストーリーも面白かった。
難しくてクリア出来ないという人のために、やられればやられるほど強くなれる、ゴッドモードも付いている。
ただ、流石に何回も同じボスと戦うのは厳しく感じました。
仕様が似ているカードゲームの「Slay the Spire」だとあまり気にならなかったので、
アクションだから厳しく感じたというのはあるかもしれません。
それと、やりこみ要素がかなり多く、コンプリートしないとやめられない、みたいな人はやめておいた方が良いかも。
コンプリートを目指す場合、100周くらいクリアさせようとしている気がします。
ということで
神vs神で登場人物も大体神な、神々ゲーでした。
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