前置き
今回はDead Space 2(デッドスペース2)をクリアしたので、感想的な物を残しておきます。
いつもよりも曖昧な感じの内容になりますが、サバイバルホラーというジャンルが「何が起こるか分からないほうが面白い」という性質な為、
ネタバレは極力したくないというのがあり仕方なくですので、お許し下さい。
あらすじ
時は26世紀、地球の資源が枯渇し他の惑星から資源を手に入れている惑星採掘時代。
ある時、惑星採掘艦 USG Ishimura からの連絡が途絶えた。
「工作員のアイザック君、ちょっと修理と原因の調査お願い!」
少し前に USG Ishimura で働く、元恋人のニコールから助けを求めるビデオが届いていたアイザックは、この依頼を引き受け同僚と共に現場に向かった。
果たして艦内では何が起こっているのか?
という感じの話が前作のストーリーです。
今作はそれから3年後、USG Ishimura での事件で未確認生命体の核に近付き過ぎてしまった事により幻覚を見るようになり、さらにその核のことを知りたい連中によって研究施設で監禁されているところからスタートします。
果たしてこの研究施設から生きて脱出することが出来るのか?
みたいな内容です。
良かったところ
相変わらず面白い
今作はステイシスという超能力みたいな装備があり、当てた物体の動きをスローに出来るのですが、
それがあるせいか、敵も容赦なく猛スピードで突っ込んで来ます。
ノーマルで遊んでいたのですが、「いつでも首をもぎ取るぞ」と言わんばかりのゲームバランスで、
すごい楽しめました。
謎の生命体ネクロモーフが、相変わらずヤル気満々な感じで、とても良かったです。
グラフィックが…
10年前のゲームなので、もうわりと古いゲームになってしまう気がしますが、十分綺麗です。
PS3、Xbox360の時期のグラフィック。
PCスペックがそんなに必要ないので、最近のパソコンなら大体プレイ出来ます。
PC版は日本語化が簡単
日本で発売されていないゲームですが、PC版は有志による日本語化パッチがあり、現在はあっさり翻訳出来ます。
有志の方々には毎度の事ながら感謝です。
ゲージ類が相変わらずオシャレ
前作からですが体力ゲージ等のメーターが、着ているスーツにくっ付いているという設計で、ゲーム内に溶け込んでいて没入感が高いです。
ロケーターが便利
前作同様ロケーターという道案内があり、どこに行けばいいかがすぐに分かります。
さらに、2ではセーブポイントの場所やストアの場所も表示出来るようになって便利さがアップしました。
終始息苦しい
セーブポイントでも普通に敵が襲って来たりして、安全地帯のような部屋がなかなか無いので、常に緊張した状態が続きます。
あとアイザックは、マーベルのアイアンマンみたいなスーツを着ていて、息づかいが籠もっている感じがあって
、つられて自分も息苦しく感じていたようにも思いました。
良くなかったところ
怖さのタイプが変わった気がする
前作はジメッとした怖さだったような気がするのですが、2はビックリ系が多くなった気がします。
今回、アイザックは幻覚を見るようになっているのですが、その幻覚も結構驚かしてきます。
面白いことには変わりなかったのですが、ビックリ系という前作以上に苦手なタイプのホラーだったので
「やっぱりそういう系になっちゃうかー」という風に思いました。
例えるならば、前作は廃墟で肝試ししてるみたいな感じで、今作はお化け屋敷な感じがしました。
ボスっぽい敵が全然出ない
前作はそれなりの間隔でボスが出ていた気がするのですが、今回はあんまり出てきません。
一応ボスっぽい敵は出ていましたが、同じ奴が何回も出てきていた気がします。
ボタン配置が良くない
今回XBOX360のコントローラーで遊んでいたのですが、Bボタン(プレステだと丸ボタンの位置)が「回復アイテム使用ボタン」です。
海外のゲームはだいたいこのボタンが「キャンセル」やら「戻る」やらになっていて
メニューとかを閉じたい時に連打してしまい、無駄に回復を使ってしまいました。
それ以外にも、武器を構えている時にBボタンを押すとステイシス(動きをスローにする攻撃)が使えるので、交戦中に頻繁に押すことになるのですが、
アイザックが怯んでいる最中だと構えている扱いにならないっぽくて回復してしまいます。
しかも、このゲームの回復は体力が満タンでも使えてしまえて、さらにアイテム欄の左上から使われるため、
体力を1メモリ回復したいのに2メモリ回復するアイテムを使ってしまったりという事が多々ありました。
「リロードと同じボタンで良かったのでは?」と個人的には思いました。
即死問題
今回即死ギミックが多い気がします。
特に「外が宇宙空間で、窓が割れたから外に引っ張られ、閉まる隔壁に挟まれて終わり」というギミックは結構違和感があり、
「そんな重要な窓ガラスが、ちょっと殴ったり銃弾1発当たったくらいで割れるのっておかしくない?」と思いました。
どちらともいえない
アイザックがかなり喋る
前作はずっとスーツを着ていて、しかも全然喋らなかった印象があったのですが、
今回はそもそもスーツを着ていない状態から始まり、スーツを着ても人と話す時にしっかり顔を出して話します。
前作でのスーパー超人感は薄れて人間味が増した感じがしました。
ストーリーの問題
2は完全に「続編!」という感じで、前作をやっていないとサッパリな気がしました。
あと、そもそも大体の謎は前作で解明してしまっているので、ネクロモーフの何か良く分からない謎の生命体感が薄れてしまっています。
しょうがないと言えばしょうがないですが。
マルチプレイがある
触っていませんがマルチプレイがあります。やっていないのでノーコメントで。
装備が結構揃ってた
日本語化による影響なのか、前作をクリアしていたからなのか、EA Playというサブスクでダウンロードしてプレイしたからなのか、
どれが原因かわからないのですが、何故かストアに最初から強そうな装備とスーツが揃っていました。
しかも、販売価格が無料の状態で。
別にそういうのは望んでいなかったので、
「弱い装備しか使わない」みたいな、ちょっとした縛りプレイな状態にされてしまいました。
これに関しては、ゲーム自体の問題ではないので何とも言えないです。
追記
実は、PC版では修正パッチを適応させることで、全難易度共通でDLC装備の全てが
Dead Space 2 @ wikiより
チャプター1のトライポッド戦直前のストアから利用可能となる。
どうやら、バグ修正による制作側からのお詫びだったみたいです。
まとめ
今回かなり息苦しくて、セーブポイントの度に休憩を挟むという、珍しいくらい疲労させられたのですが、
かなり面白いゲームだったなと思いました。
動きをスローに出来るせいでちょっと大味な戦闘になってる気もしましたが、まあそれはそれで面白かったと思います。
ゲーム全体の雰囲気の話をすると、前作を「バイオハザード1」だとすると、今作は「バイオハザード3」になったなという感じがしました。
良い意味で前作からほとんど変わっていなかったので、前作が楽しめたのなら2もオススメって感じです。
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