はじめに
最近オーディブルで聴いた作品の感想を、せっかくなので軽く残しておきます。
感想を書く際、作品の内容にそこそこ触れているので、一応ネタバレ注意。
あと、「オーディブルって何?」って話をすると、amazonのサービス「amazonオーディブル」のことで、小説やラノベなどの本を、プロの人が朗読してくれる、みたいなサービスです。
Amazon Audible の ページ国宝 上 青春篇
ヤクザの息子、父親の仇を取ろうとしたら失敗に終わったので、歌舞伎役者になろうと思う。
くらい、最近風なタイトルにしても良いんじゃないかってくらいに、主人公の才能が凄い「なろう」系。
ヤクザの息子の喜久雄が、持ち前の才能と練習で、歌舞伎の家の息子俊介から襲名のポジションを奪い、出奔させ、
残った喜久雄は、周りからネチネチとイビられたり、弱音ウジウジだったりで、結構ツラかった。
終盤になって、急に俊介が見つかって「ライバル復活か?」みたいな雰囲気が出てきて、やっと面白くなりそうだなという場面で上巻は終わり。
辛気臭い雰囲気が中盤からずっと続いていて、だいぶ溜めるなと思いました。
国宝 下 花道篇
上巻の終わり方が終わり方だったので、「ついに対決か!?」と思ったのですが、特にこれといった争いもなく、「俺たちは結局、仲良いから」みたいな、雑な理由で普通に仲直りしたり、
俊介父の半兵衛は、生前に俊介の試験をちゃんとしていたけど、単純に能力が喜久雄と比べて劣っていたからOKを出さなかったという事実が出てきたりで、色々となんだかなーと思いました。
ちゃんと遺言として残していけよ、と。
あと、年月が進むのが早くないか?とか思いました。
「喜久雄の娘の綾乃が力士の子供を妊娠して結婚」って、どっからツッコんで良いのか分からないっていう。
厳密に言うと、芸妓との間に隠し子が生まれたみたいな話は、たしか上巻のときにもさらっと出てきていたのですが、まず娘の綾乃が「誰?」だし、
綾乃が高校時代にヤクザと遊んでいて、そこから助けるために徳次が頑張る!も、子指詰めてるのにさらっと流され過ぎて「本当にそんなイベントあった?」みたいな感じになってるし、
なんか色々、淡々と進み過ぎてるなと思いました。
なあなあで終わったりする場面が多々あったりで、微妙に現実味があったりして、「事実か?」みたいなことを思わなくもなかったのですが、
1回通して聴いたら十分かなという感じで、絶賛できるほどには、自分は好みではありませんでした。
登場人物は大体いやな性格をしていて好きになれないし、喜久雄もなんか作者の都合で性格がコロコロ変わってる感じがあって、自分はそんなに好きになれませんでした。
ダブル・クロス
タイトルが気になったというのと、約30分で終わるということで、短かったので。
「ダブルクロス」に「裏切り者」みたいな意味があるらしく、
それを知ってたら、ぶっちゃけそのままな気がするのですが、結構面白かった。
深読みをすると「XXで女は嘘つき」とか「トランスジェンダーは男じゃないけど女でもない」という、2つの読み方もできるのかなとか思ったりしたのですが、
前者の方は深読みし過ぎかなと、思ったりしました。
コンビニ人間
おすすめされていたので。
10数年コンビニ店員をする30代女性が「そうか私ってコンビニ人間だったんだ」ってなるお話。
面白くはあったのですが、途中から現れる、話を動かすためみたいなクソみたいな男が出てきて「こんなやつ居ねえよ!」と思いました。
いや、居るのかもしれないけど、居て欲しくないなと思いました。
あと、差別とか言われそうで書かない方が良いのかもしれないのですが、作者が女性っぽいというか、女性だから周りから言われる意見みたいな、
男性だと別にこんなこと言われなそうだなみたいな、「30までに結婚しないとか、もう人間として終わりだよね」みたいな、偏見みたいなものを感じる部分があって、
そういう考えは、自分は男だからなのか、別に共感できないかなと思いました。
「別にコンビニ人間でも、仕事出来てるなら別に立派じゃないか?」と、最底辺面しているコンビニ人間以下な、ブロガーを気取っているのにまともに更新も出来ない自分は思いました。
まず、そもそも女子会なんかに行くなよ、と。なんで地元に友達が居る設定なんだよ。学生時代に異常な行動をしていたとしたら、普通居ねえよ。居てもどうせ話合わないんだから会うなよ。
色々思うことはあったのですが、結末以外は結構好みな作品でした。
まあ結末も、ありといえばありなんだけど、もっと今後も上手くいきそうな感じでお願いしたかったです。
N
Xでたまたま見て、気になったので。
「好きな章から読めます」という触れ込みの小説で、簡単に言っちゃうと短編集なのですが、登場人物がそれなりに他の章でも絡んでくる、という作品です。
発想は面白いなと思いました。
内容も面白かったのですが、ちょっと暗い話が多いというか、「読む順番によって結末が変わる」という触れ込みは誇張表現で、
時系列順に並べたら、大体最後が後味の悪い話になっています。
上げて落とすじゃなくて落として上げる、だったら良かったのにな、と個人的には思いました。
結構面白くはあったので、一応おすすめ。本だと、章ごとに逆さにして読んだりするみたいなので、そういう体験が楽しみたい場合は、本がおすすめ。
無職転生 ~蛇足編~3 ジョブレス・レッドカーペット
内容がちょっと「小説家になろう」のサイト的にあまり良くない、という理由で掲載がなくなってお蔵入りになった、蛇足編のアイシャとアルスの話を、
歳を取ったアルス視点で語るという新作。
いきなりルーデウスの、子供の孫くらいの知らないキャラが出てきて「誰?」と、なりはしたのですが、
原作の「小説家になろう」でお蔵入りした話は、いきなり今作の3章、情事を見てしまうところからスタートしてたと考えると、
今作みたいな、今まで欠番になっていたルーデウス日記を見つけて、アルスじいさんが見つけてきた子供たちに昔話をするという前振りがあったり、
情事の前にどういう気持ちだったのかとかがちゃんとあった方が、たしかに丸いのかなとか思いました。
本題に入ってからも、アルス視点での追加要素があって、簡単に言うと完全版感があって、だいぶ良かったなという印象でした。
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