ということで感想
凄い良い作品だと思いました。ちゃんと続編をしていた。
1の本編を踏まえた作品をしていて、内容も「1でこんなことあったなー」みたいな、言ってしまったら完全に焼き直しなのですが、でもファンが2に求めてたのってこれなんだよなーというか、愛があるなと思いました。
ファンが2に求めてたことって、初見みたいな気持ちでかまいたちの夜をもう一度楽しみたかった。だと思うんですよね。
この作品にはそれがあった。
最後の最後まで犯人が誰か分からなかった(ラストまでずっと犯人だと思ってたキャラは実は死んでた)し、もう助からないところまで進んでの絶望感も良かったし、犯人が分かった時のスッキリ感もあったし。
曲とか背景とかが本家とほとんど同じなのも、あまり褒めて良いものなのか分からないけど良かった。
前のページでツッコミどころが~という風に書いたところは、「そんなに簡単にしかも黙って燃えるんか?」とか、「火事にならな過ぎじゃない?」とか、「こいつら冷静過ぎだろ」とか、そういう部分なのですが、
まあ創作物というのはその世界の法則で動くので、この作品の中ではそういうものなんだろうということで納得はしてました。
自分が知らないだけで、現実でもそうなるのかもしれないし。
あと、もし原作者の我孫子先生がこの作品の内容を思いついたとしても、チュンソフトからは出せないというのも分かるんですよね。
ボリュームも控えめだし完全に1の本編を知っていないと面白さが分からないし、1のネタバレが入ってるからこっちを先にやったら1が楽しめなくなるし。あと、それこそこの作品みたいなことが起こったりでもしたら困るし。
本家2で1の設定をそのままで出すと、どうしても1の犯人が分かってしまうから、全くの別作品にしたのかなとかも、想像出来なくもないかなと。
単純に本家2は、エログロだったり猟奇的だったり、クリア特典の金のしおりがギャグじゃなくてビックリ系なバグで、そこからの陰謀論や電波だったりで、悪趣味な内容が多かったのが受けなかった原因なんじゃないかなと思いました。
本家2、全体的に呪われそうな雰囲気を醸し出していて、なんか怖かった気がするんですよね。
まあそんなことは置いておいて煉獄編、ファンだから二次創作だからこそ出せる作品で、本家2があの内容だったからこそ心に響いた、良い作品だったなと思いました。
凄い良かった。
追記
本家の2も遊んでみました。
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