前置き
タイトル通りなのですが、ファンの人が作った「煉獄 -かまいたちの夜2 another-」というゲームがあることを先日知ったので、プレイしてみました。
追記
ページまとめも作ってみました。他の話の感想はこちらからどうぞ。
そもそものかまいたちの夜2の話
結構重要なことだと思うので、知らない人のために説明を入れておくと、
「かまいたちの夜」というスーパーファミコンで発売された有名なサウンドノベルゲームの作品があり、
その続編としてプレイステーション2にて「かまいたちの夜2 監獄島のわらべ唄」という作品が公式から発売されました。
この作品がかなり衝撃的な内容で、簡単に冒頭の部分を書いてしまうと、
「かまいたちの夜というゲームを作ったのですが、ありがたいことに大ヒットをいたしました。つきましては、そのかまいたちの夜のゲームに出てくるキャラクターのモデルとして勝手に使わせていただきましたみなさまを、私が主催するパーティに招待させていただきたいかと思っております。ふるってご参加ください。 我孫子武丸より」
結構記憶が曖昧ですが、たしかこんな内容の手紙が届いたところから始まるという、
簡潔に言ってしまうと、
「かまいたちの夜」のストーリーは「かまいたちの夜2 監獄島のわらべ唄」のゲーム内においてゲームでフィクションだった!
という、現実の「かまいたちの夜」のファンが期待していたものとは少し違った内容のものだった、という事実があります。
一応誤解がないように一言書いておくと「かまいたちの夜2 監獄島のわらべ唄」は、別につまらないという訳ではなく、ちゃんと面白いです。
いや、面白かったかな…20年前くらいで記憶が曖昧なのと、今本編を読んだら感想が変わるかもしれません。
まあそこは置いておいて、2はファンが期待していたものとはちょっと違った内容の作品だったということと、内容もミステリーというよりもファンタジーとかSFな内容になってしまっていた、
といった問題がありました。
本編は比較的現実的だったかと思いますが、それ以外の話がどれもぶっ飛んでいて、単語だけ出すと、陰陽師とかパイロキネシスとか、ゾンビとかミミミミミとか、かまいたち祭りとか、そんな内容をしていた気がします。
煉獄の話
そんな事情があっての本作「僕の考えたかまいたちの夜1の続編」こと
「煉獄 -かまいたちの夜2 another-」ですが、正直凄いです。衝撃でした。
ほとんど違和感なく遊べます。
「そうそうこの人ってこんなキャラだったよな」みたいな、同窓会みたいな気持ちで楽しめました。
一応結構なツッコミどころはあるのですが、そういうところは置いておいて、満足感がかなりあったのでおすすめです。
たぶん作者の人のゲーム紹介ページ↓
ちなみにボリュームは3、4時間くらいでした。
3つくらいのバッドエンドは答えを見ないと辿り着けなかったのですが、トゥルーエンドはしっかり考えたら辿り着けるように作られていると感じたので、安心して大丈夫だと思います。
少しでも気になったのなら、無料なのでやろう!
ただ、かまいたちの夜1をプレイしていない場合は、煉獄編は完全に1の後の話で、ミステリー作品においての重大な部分のネタバレをされる(犯人とかトリックとか)ので、かまいたちの夜1を遊んでからやろう。なんなら公式の2の監獄島のわらべ唄もやろう。夏美さんも出てくるぞ!
ここまで読んでもどんな内容なのかピンとこない人用に違う作品で例えると、
「ドラゴンボール超に対してのドラゴンボールGT」みたいなそんなゲームです。
この例えも若い人には伝わらない気もしますが…
あと厳密に言うと、ドラゴンボール超はちゃんとブウを倒した後として出ているので、わらべ唄編と煉獄編との関係とは違うというか真逆ですし、超は超で自分は好きですが。
「でもGTの方がファンとしては見たかった世界じゃん?」みたいなところがあると思うのですが、この「煉獄 -かまいたちの夜2 another-」という作品は、そんな感じでした。
ネタバレになってしまうので、感想は次のページにて。
コメント