「親愛なるあなたへ」を読んだので感想

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前置き

カンザキイオリ著の「親愛なるあなたへ」を読みました。

小説のあらすじ

小説家を目指す春樹。ミュージシャンを夢見る雪。そして、二人を見守る人たち。
それぞれの哀しみを背負いながら、高校3年間、寄り添うように生きていく。
ところが突如、平穏な日々に悲劇が訪れた。
隠蔽、苦悩、決断の果てに待つ衝撃の結末とは?
すべての答えは卒業式当日。
私は、あなたの「爆弾」になる――

amazon商品ページの本書あらすじより

感想

この感想では、ネタバレは極力避けてます。

これは何故かというと、内容を知らないで読んでみて、自分は大変楽しめたからであって、ただのエゴです。

僕は、今作はただの小説としてもちゃんと面白かったと思うし、感動もしました。気になるなら読もう。

390ページくらいありますが2,3日、たぶん合計で大体8時間くらいで読み終わり、最初から最後まで楽しめました。

前作は正直言うと、ただの小説だと思うと、話をまとめるために急にキャラ変わり過ぎだろとかちょっと無理があるかなみたいな部分があったのですが、今作はそういった無理やり感はそこまで感じず、エグみもほとんどなく、単体でも良い作品だなと思いました。

こんなことを書いてますが、自分は前作の「あの夏が飽和する。」も好きです。

今作のちょっと無理がないか?ポイントをしいて挙げるなら、1冊の小説を一緒に読むって視力、良すぎない?くらいかなと。

前作小説は単体だと星3つ、色々と加味すると星6つ、今作は単体だと星5つ、色々と加味すると星6つ以上って感じかな。

正直色々とあり過ぎてファンになり過ぎていて、どう頑張っても小説単体でみることはもう出来ていないと思うので、星5は言い過ぎかもしれませんが、僕はそう思いました。※5点満点での評価です。


今作をひと言でいうと、名作ギャルゲーだと思います。

前半は日常パートでキャラ紹介、後半は個人パートでシリアスになるタイプのギャルゲーで、キャラ紹介がかなり丁寧にされていて、そこがちょっと丁寧すぎるかなとも思うけども、

でも、それがあるからこそ色々と納得感があってすごく良いみたいな、そんな作品でした。

(良い意味で)思ってた作品と違った(読む前は前作みたいに結構暗い雰囲気の話かと思ってた)し、読んでる途中、中盤くらいに想像していた結末とも結構違いました。

大分裏切られたのですが、綺麗な良い作品だなと思いました。

ちなみに爆弾のMVのシーン、あります。読む前から知っていたので、テンションが上がりました。

偶像のMVの方は、ネタバレ度が高いので、読み終わってからの視聴の方が良いです。

ファンは読んだ方がいいと思うし、ファンじゃなくても普通におススメ出来ると思う。

僕はかなり好きでした。

ここに気が付くかどうかで、読後感が変わりそうなネタバレな考察を1つだけ書いておくと、穂花と義父のモデルになってる人物は同じ人だと思われます。

ということで感想終わり。

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