前作の感想
はじめに
前作に続けて、続編のThe Evil Within 2(日本版のタイトルはサイコブレイク2)をプレイしました。
あらすじの内容が完全に前作のネタバレになっていますが、「何年前のゲームだよ!」ということで気にしていません。
ネタバレを気にする方はご注意ください。
一応前作は、ネタバレをされていたとしても、何が起きているかは結局のところよく分からないと思うので、問題ないと思います。
前作の良いところはストーリーとは別の部分にあるし、ストーリーは少しくらいやったらなんとなく分かるしね。
あらすじ
精神病院で起きていた大量失踪事件、事件現場にあったstemという「精神を他人と繋ぐ機械」から生還したセバスチャン。病院内で起きていたことを証言するも、誰にも信じてもらえず飲んだくれに。
娘を自宅の火事から救出出来なかったという、昔のトラウマもフラッシュバックしたりでもうグデグデ。
そんなセバスチャンが店で酒を飲んでいたある日、一緒に精神病院に突入して、実はただの警察官ではなかったことが判明して行方を眩ませていた女性警察官のキッドが、入ってきて話しかけてくる。
「あなたの娘は生きていて私たちメビウスという組織でstemのコアをしています。ただ、最近失踪してしまったので、捜索の手伝いをして欲しい」
メビウスは世界を裏から操っている闇の組織で、セバスチャンは断ると殺されるということで、助けられなかったと思っていた娘が生きてるという話も気になるしで、メビウスにあるstemの世界に再びダイブすることに。
はたしてどうなる?
みたいなストーリーだったかと思います。
良かったところ
前作と比べてストーリーが分かりやすい
前作は「今どういう状況?」というのが、最初から最後まで常に続く感じだったのですが、
今作は、ゲーム開始時に自宅が燃えている回想が入ったり、stemに入るまでのムービーが入ったりで、どういった目的で、今何をしているのかが分かりやすいです。
あと、定期的に現在の状況確認が入ったりするというのと、
一本道ではなく軽めのオープンワールドになっているので、マップ表示が出来て「次の目的地はここだよ!」みたいなものも大体表示されてます。
難易度がマイルドになっている
マップが広くなって簡単に敵から逃げられるようになったり、弾薬等のアイテムがおそらく時間湧きで、時間を掛ければ無限に増やせるようになっていたり、
拠点に10分おきくらいに使える「コーヒー」という回復ポイントが付いたり、敵が使ってくる強力な攻撃が減っていたり、能力強化で中々やられられない体になったりで、
だいぶ難易度がマイルドになっているように感じました。
特に回復アイテムが顕著で、銃弾の素材のガンパウダーは終盤手前までずっとカツカツだったのですが、3個あったら1個回復アイテムが作れるハーブは中盤くらいからずっと20個くらい余っていて、
最終的には50個くらいになっていました。
しかも、能力強化で「ピンチ時に勝手に回復アイテムを使う」という能力があるので、フィニッシュ技みたいなものをくらわないと、本当にやられられません。
映像が見やすい
前作はフィルターみたいなものが常に掛かってる感じがあって、色々と映像の判別がしづらかったのですが、今作はあまりそういったものを感じず、普通にきれいな映像で見やすく感じました。
ワナがない
前作の大不評ポイントであったであろう嫌がらせのワナが、今作にはありません。遊びやすくなっています。自販機が出してくるのも「けむり玉」で、爆弾は出してくれません。
良くなかったところ
あんまり怖くなかった
前作から続けて遊んでしまったからというのもあるのかもしれませんが、「今日はこの辺にしとこ…」みたいなものがなく、普通に続けて遊べてしまいました。
前作は30分で限界がきて遊べなかったり、気が進まないな…と3か月くらい放置したりしたのですが、今作はあっさり最後まで遊べてしまいました。
この項が良くなかったかどうかは人によります。
前半の雰囲気で最後までやって欲しかった
ネタバレになってしまうのですが、前半は普通に前作みたいな不気味な雰囲気があるのですが、後半はカルト宗教の教祖様が
「今回の黒幕は私です(*^-^*)あなたも入信するのです!」と出しゃぱってきてしまうので、あんまり怖くないです。
ついでに言うと、教祖様が出る辺りから敵の見た目が、
普通のデロデロした奇声をあげるゾンビみたいな見た目から、無口な燃えてる裸のアメフト選手みたいな屈強な男の見た目になり、
しかも別に強くないので、そういう意味でも怖くなくなります。
最後までハンドガン
今作の銃の弾は、ガンパウダーという素材アイテムを使って作成する方式になったのですが、ハンドガン以外の武器の性能が微妙で、必要な素材数に対してすべてコスパが悪いです。
ハンドガンの弾は2個 ショットガンの弾は5個 スナイパーライフルの弾は7個 ガンパウダーが必要です。(どれも弾1発を作るのに必要な数)
ショットガンは必要素材数が多いくせに弱体化されてるのが痛くて、集弾性能が上がってしまったせいで複数の敵に中々当たらないし、前作即死コンボの「転ばせてマッチ」が今作にはないので、とにかく微妙です。
というか、今作はひるませた後等の追撃系が全て弱体化していて、「そこ蹴れないの?」みたいなのが結構あり、怒り散らかしている人感が足りないです。
格闘が弱い
前作は殴りで相手をひるませたり、倒れた相手を踏み付けて追撃したり出来たのですが、今作はナイフをぶんぶん振るだけで、あまりひるませることが出来ず、踏み付けもフィニッシュ技としてしか出せずで、暴力感がないです。
能力強化で使えるようになる蹴りも、3回くらい蹴らないと敵を倒せないくらいの威力だし、蹴った後に良い感じに転んでる相手がいるのに、追撃の蹴りや踏み付けが出せずで、なんかちょっと微妙です。
敵に行動範囲がある
広いマップに敵がそこら中に居るわけですが、行動範囲が決まっています。決まった場所までくると追跡を諦めるので、好きなだけスニークキルでチクチク攻撃が出来ます。
簡単になるので、気楽に遊びたいという考え方だと良い部分かもしれないのですが、自分は敵の思考がゲーム的だなと思って、少し冷めてしまったかなと。
1か所にいる敵の数が多く、さらに動きが速い
1度見つかると、4体くらいの敵が走って同時に襲ってきます。さっきの項の「行動範囲がある」に気が付くまで、見つかったらゲームオーバーだなと思って遊んでいました。
まとめ
まとめると、
「悪くはなかったし、ストーリーも映画みたいで普通に面白かった。ただ、ホラーゲームとしては前作の方がホラーだったし自分は好みだったかな」
という感じでした。
前作はかなり尖ったゲームだったのに、普通のゲームになっちゃったな みたいな、そういう悲しさがありました。
でも、ホラー映画にも2作目は急に内容が普通になるっていうのは、わりとあるよね。
あと、ちゃんと狙わないといけないハンドガンより、適当に使えるショットガン派なんや。
そんな感じでした。
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