はじめに
The Evil Within(日本版のタイトルはサイコブレイク)をプレイしました。
あらすじ
主人公は警察官のセバスチャン・カステヤノス。病院で事件があったみたいなので仲間たちと一緒に調査に向かうことに。病院内に入ると謎の地震が起こり、床が抜け世界が崩壊。
気が付くと一人、謎の臓器のような塊たちと下水のような場所で目を覚ます。
いったい何が起こっているのか?
みたいなストーリーだったような気がします。
良かったところ
パニックホラーみたいでちゃんと怖かった
ゾンビみたいなのとか、貞子みたいなよく分からない化け物とかが徘徊していたりで、命を狙われているという状態が常に続き、中盤までストーリーはよく分かりません。
パニックホラー映画の登場人物ってこういう気分なんじゃないかな?みたいなものを少し感じられて、普通に良いなと思いました。
セーブポイントが分かりやすいのが良かった
セーブポイントは鏡でワープした先にあり、鏡がある部屋は落ち着くクラシックのBGMが流れていて、近くを通ったら分かるようになっていて、敵も出ない完全に安全な場所です。
音楽が聞こえてきたら「やっと安心できる!」みたいなことを毎回思っていました。
ちなみにネタバレをすると、それを逆手に取った嫌がらせもしてきます。
演出が良い
部屋の形が変わったり、衝撃波が来て急に場面が変わったりします。それなりにゲームをやっていますが、あまり体験したことがない演出で、オシャレだなと思いました。
マッチというシステムが面白い
倒れている相手にマッチ(煙草に火をつけたりするマッチ棒のあれ)を使うと燃やすことができ、周りに敵がいると巻き込めます。
倒しそこなった相手にトドメを刺せたり、すでに倒してる相手を使って新しい敵を倒せたりで、面白いシステムだなと思いました。
ちなみに次回作にはこのシステムはないです。
良くなかったところ
ワナという存在
このゲームをプレイした人は大体腹が立っていると思うのですが、ワナがとにかく凄いです。2階建ての民家の中に5個くらい仕掛けてあるし、家の外にはトラバサミがいくつも仕掛けられています。
宝箱を開ければ爆弾はセットされてるし、近付くと爆発する爆弾は敵には反応しません。
見なくなってきたなと思ったら、忘れた頃にまた仕掛けてあります。
「もうなんなの!どんだけ嫌がらせしたいの!」
と思わされました。
中盤くらいまで進むと、制作側が改心したのか、単純にワナに慣れてしまうからなのか、普通にありそうなところが分かってきたり、体力も増えてきて爆発しても軽傷で済んだりで、気にならなくなります。
逆に言うと、序盤がかなりヤバいです。
このゲームの印象を悪くしている要因の8割くらいは、おそらくこれです。
謎解きが難解でよく分からない
わりと序盤に、間違えると即死するよく分からない2択問題があり、謎解きの正解がよく分からずで、自分は勘で進みました。
さらに中盤辺りに、脳に電極を刺すという謎解きもあるのですが、これもイマイチ正解が分からず(一応ヒントはある)、適当に刺して進みました。
ストーリーが中々見えてこない
ホラーゲームとしてみたとき、良くなかったところではないかもしれないのですが、途中までストーリーはよく分かりません。
セーブポイント等に転がっている、ファイルを拾ってストーリーを知っていくタイプのゲームで、ファイルを読んでないと全然ストーリーが見えてきません。
何なら、ファイルを読んでいてもよく分かりません。
次回作の導入部分の方がよっぽど詳しく教えてくれます。
今作をパニックホラーとかサバイバルホラーな映画と考えれば、普通にありかなとは思います。
多分パニックなホラー体験を優先していて、ストーリーは二の次で作られているんじゃないかなと思いました。
映像に変なフィルターが常に掛かってる感じがある
全体的にフィルム映像みたいな、アメコミとか油絵みたいな塗りのフィルターが、少し掛かっている気がします。
ちょっと違う気がする例えをすると、モーションブラーみたいなものがずっと掛かってる感じがあり、なんか違和感が常にあり、頭がクラクラしました。
あと、ちょっと映像が判別しづらく感じました。
弾がまっすぐ飛ばない気がする
相手を狙うとき、画面の真ん中にレティクル(照準のやつ)は出ているのですが、ちょっとズレたところに当たっている感じで、まっすぐ飛んでる感じがありませんでした。
少しランダム性があるのかなと思ったのですが、ゲーム中は頭が割りとやられていたので、気のせいかもしれません。
まとめ
次に何が起こるか分からない的な奇妙な演出があったりで、結構面白いゲームだなと思ったのですが、評判が良くない理由も分かる、という感じでした。
前半だけ陰湿度が他の3倍くらいで、ちょっとツラいかなと。
個人的には嫌いではなかったかなという作品でした。
追記
続編もプレイしました。
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