はじめに
「そうだ、CPU買おう!」と急に思ったわけではないのですが、前々からずっと新しくしたいなと思っていて、暮らしに変化が欲しかったので、思い切ってPCパーツを買ってみました。
掃除が雑なので、潔癖症な人にはちょっとホコリが気になるかもです。
今回買ったもの
・マザーボード PRIME B660M-A D4
・CPU intel core i3 12100F(Fが付いてるものは別途グラボが必要)
・メモリ Team DDR4 3200Mhz PC4-25600 8GBx2枚
・グリス ARCTIC MX-4
・エアダスター の代わりに100円ショップの空気入れ
初歩的な話
今回、CPUを新しくしたかっただけなのですが、CPUを新しくする場合、マザーボードをCPUに対応したものにして、メモリの方も同じくマザーボードに対応しているものにしないと動きません。(今回だとDDR4のメモリが必要)
つまり、CPUを新しくしたい場合マザボも交換が必要かもねってことで、今回のパターンでは必要で、何ならメモリも必要だったということです。
あと、CPUの型番にFが付いているものは、映像出力機能がないもので、Fが付いてないものよりも割安な代わりに、別途グラボが必要です。
パーツ交換
今回やったことを、とりあえず箇条書きにしてみました。
- パソコンのシャットダウンをしっかりとし、ケースの後ろの電源をオフにして、ケースを開ける。
- 配線を写真で撮ったりして記憶し、マザーボードに繋がっているケーブル類を全て抜く。
- グラボとケースファンを外す。
- CPUクーラーを外す。
- マザーボードをケースに固定しているネジを外す。
- マザーボードを外す。
- I/Oパネルを新しいマザーボードのものと取り替え。
- 新しいマザーボードをネジで固定。
- 新しいCPUをセット。
- CPUクーラーをセット。
- メモリを装着。
- グラボとケースファンを戻す。
- ケーブル類を前と同じ役割のところに接続。
- 箱を閉じて電源が入ったら完了。
大体こんな感じでした。
あと、色々片付いてからおまけで
- 上側の使ってなかったケースファンを外す。
- 余計な線を取る。
の2つをして終わりです。
今回撮った写真
交換で起きたトラブル 箱を閉じるまで編
今回、色々とトラブルがあり、もしかしたら誰かの役に立つかもしれないので、まとめておきます。
マザボ、ネジがない
マザーボードを固定するネジですが、付いていませんでした。直前まで付いていたマザボのネジをなくさないように。
グラボ、以前の位置より上だった
ケースの後ろにフタ的なものがあるのですが、以前の配置から1.5個分上になりました。0.5個分という中途半端な移動があり、以前よりも1つ多めにフタを外すことになりました。
箱の電源のスイッチ、どっちがオンか分からなくなる
初歩的な部分なのですが、〇と一でどっちがオンか分からなくなりました。
このマークの意味しているものはどうやら二進数なようで、〇(0、オフ)と、一(1、オン)で、
一(1)の方がオンです。
IN、OUTの説もあるみたいですが、こっちでも棒の方がオン(IN)、丸の方がオフ(OUT)で、つまりは同じです。
覚えやすい方で覚えよう!
CPUクーラーのマウントのサイズが違う
どうやらIntelのCPUは、第12世代でサイズが大きくなっていて、CPUクーラーのマウント(乗せる台)のネジの間隔が変わっているみたいで、対応しているものでないと上手く留められません。
交換前のCPUは第3世代で、多分LGA1155という古いタイプのものだったみたいで、今回の第12世代のLGA1700のものとサイズが違っていて、
上手く留めることが出来ませんでした。
まあパイプが邪魔で普通に入らなかったという理由もあるのですが、そんな感じでCPUに付属していたリテールクーラーを付けることにしました。
古いパソコンから新しくしようとしている場合は、確認しておいた方が良いかも。
リテールクーラーを固定するプッシュピンは簡単に壊れる
リテールクーラーの固定するプッシュピンですが、グイグイ押し込んでいると、周りの固定する部分が簡単に壊れます。
説明書には「穴に合わせて対角線の順に押すだけ」みたいな簡単な説明しかないのですが、左に回すとロック解除、右に回すとロックされます。
左に回してから引っ張ると引っ込められるので、引っ込めてから穴に合わせて、それから押すようにすれば上手くいくかと思います。
自分は最初、仕組みが分からなくて、力任せに押し込んでいたのですが、中心のピンの周りの、外側に開く部分が不自然に開いてしまって上手くハマらなくなり、焦りました。
それでも一応何とかなったので、ちょっとくらいならひん曲がっても諦める必要はないかもしれません。
図にするとこんなイメージ。
水色の部分を穴に入れて、押し込むとオレンジの部分が下に出てきて固定されるみたいな、そんな仕組みだと思います。緑のところを左に回すとロック解除、右に回すとロック。
水色の部分の先の方が、少し力を入れただけで簡単に折れて開くので、注意しましょう。
ちょっと触った程度なので、全然違うかもしれません。
CPUのファンに付いていたグリス、効果無くなる
リテールクーラーのプッシュピンが上手くハマらなくて、何回も取ったり着けたりしていたところ、付属グリスが上手く機能しなくなりました。
グリスが元から付いてるから要らないなと思わず、ちゃんと予備のグリスを用意しといた方が安心出来るので、準備しておくと良いと思います。
冷やす能力も、初めから付いてるものよりも、ちゃんとしたものの方が性能が高いようなので、初めから塗り直すつもりでも良いみたいです。
何もしていない時のCPU温度は、元から付いてたグリスは47度くらい、塗り直した方のグリスは42度くらいだったので、5度くらい違いました。
自分は友人から「グリスもあった方が良いよー」と助言を頂いていたので、今回助かりました。
CPU、落とす
CPUをセットする場所に銀のフレームがあるのですが、これがカパカパしているとちゃんとセット出来ていません。
「なんかカパカパしてるけどこれで良いんかな…」と思いながら、とりあえず動くか確認してみようとケースも閉めずに横にしていたパソコンを立てたところ、CPUが外れてケースの外に落下しました。
銀のフレームもちゃんと固定されているのを確認してからケースを立てましょう。
刺すところ、無い問題
以前使っていたマザーボードは大きいサイズだったみたいで、今回購入のマザボではSATAケーブルの刺す場所が4個から2個になり、刺すところが2つ足りない…という事態に陥りました。
まあ、DVDドライブは使ってなかったので、刺さなくても大丈夫か!となったのですが、ちゃんと付いてる機能を確認してから買った方が良いかもです。
交換で起きたトラブル 箱を閉めてから編
ケースの電源ボタンを押してもうんともすんとも言わない事件
初歩的なミスだったのですが、フロントパネルコネクターのPWR SWがちゃんと指定の位置に刺さっていませんでした。
なんでこんなに小さいんじゃ…
余談ですがこのコネクタ、自分は2つくらい刺すのを諦めました。
ファンが回ったけど画面が真っ暗事件
ファンが回るけど画面が映らない場合、CMOSクリアというものをすると直るかも。自分はそこまで詳しくないので、なぜ必要なのか等気になる方は検索してみて下さい。
よく分からんのですが、BIOSの設定の初期化をする=CMOSクリアのようです。
Fast Bootに気を付ける
Fast Boot(日本語にしてると高速ブート)という機能があり、こいつが初期設定だとEnable(有効)になっています。
この機能、ブート設定がレガシーオンリーでCSMを使っている状態だと、有効にしてると不具合が起こるみたいです。
古い環境から更新する場合、CSMを使わないと起動出来ない可能性があり、自分もCSMじゃないと起動出来なかったので、一応書いておきます。
パーツ交換前から既に結構新しい環境の人だと、そんなに関係ないかも。
自分はFast Bootを無効にしたら、スリープから復帰出来ないスリープ死問題と、再起動が出来ない問題、BIOS開こうとすると画面真っ暗で動かなくなる問題の3つが解決しました。
これも正直自分は詳しくないので、見つけたページを紹介しておきます。
まとめ
ということでまとめ。
パーツを交換するのに6時間くらい掛かり、それから5日間くらい電源周りの問題が解決せず、ようやく大丈夫になった感じだったのでまとめてみたのですが、結構大変でした。
正直写真も、撮ってる余裕がありませんでした。
挑戦する際はしっかりと時間を取り、部屋を涼しくして、落ち着いて頑張りましょう。
結構いろいろな場所で「パーツは繊細」と脅してきてる気がしますが、意外と頑丈でした。
たぶん画面が映って、OSも起動出来たら、あとはきっと何とかなります。
あと、今回マザボをケースに付けてから色々したのですが、マザボにCPUとCPUクーラーを先に付けてからケースに付ける方が良かったのかもと、他の人の自作ページを見て思ったりしました。
まあ問題もなく無事組み上がったっぽいので、良かった良かった。
追記
パーツを取り換えてみて、何が変わったのかを素人目線で書いてみました。
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