はじめに
最近Win11にアップデート出来そうなことを色々やっていて、最後の壁になったのが
「OSが入っているドライブ(SSD)がGPTじゃない」でした。
そして、このシステムドライブを無料でGPTに変換する方法というのが、情報が錯綜し過ぎていてなかなか見つからずの状態だったのですが、
上手いこと変換に成功でけたっぽいので、せっかくなのでまとめてみようかなと思いました。
正直自分も工程の内容を完璧には理解していないので、問題が起きるかもしれません。その辺りは自己責任でお願いします。ミスしても良いように、バックアップはちゃんと取りましょう。
状況説明
状況が同じでないと今回のまとめは役に立たないと思うので、はじめに当時の状況から。
MBR2GPTという変換用の公式のコマンドを使った際に「Cannot find OS partition(s) for disk 0」というエラーが出てコマンドが使えませんでした。
今回参考にしたページ
おそらく自分と同じ状況で、全体的な流れが分かりやすかったギタリストの方のページ
レガシーとかMBR2GPTとかって何ぞや?が分かりやすかったページ
部分的だけど、実はかなり助かったページ
簡略的に今回やったこと(やること)をまとめたもの
Win11にするためにOSが入っているSSDをMBRからGPTに変換してみようと思い立つ
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変換しようとしているシステムドライブのパーティションが4つで満杯だと出来ないらしいので、中身を別に移して3つに減らす(どこかの説明で空いたところに新しく作ってそこに入れ替えるから空きがないと出来ない的な説明が書いてあった)
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OSが見つからない的なエラーが出てMBR2GPTが上手く使えない(今回の状況説明のところの奴)
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どうやら古いOSから使いまわしてきた結果、OSの手前にゴミがたまっていてそれが邪魔になっているらしい(ギタリストの方のnoteより得た知識)
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リペア機能で掃除しようにも、古くからの継ぎ足しOSなせいかリペア機能のファイル自体が存在していなくて使えない(ギタリストの方と同じ状況)
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「Win10のインストーラーからリペア機能を取り出すザマスよ」という説明を信じ、インストーラーをダウンロードしようとするも、現在配布されてるものは内容が変わっていて、違うインストーラーしかダウンロード出来ない
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どうやら最新のバージョンでも普通に問題ないっぽいので、現在のWin10のインストーラーからリペア機能のファイルだけ取り出してそれを使う作戦に(くろねこさんの日記の抽出手順より)
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リペア機能のファイルを取り出し、所定の位置に配置。存在していない以前のリカバリーデータのアドレスを確認。(この辺りは、ギタリストさんのところで紹介されている英語の解説動画で、ちゃんと見ると実は色々やってる)
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昔のリカバリデータのアドレスを削除して新しくアドレスを作り直すようにする。(多分こういうことをしてると思う。なので、内容は間違ってるかも)
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MBR2GPTが上手く動いたらお疲れさまでした。
詳しく解説
ぶっちゃけ、さっきの参考にしたページのところのギタリストさんの話を咀嚼して、書いてなかった(もしかしたら向こうは必要なかった?)ところを補填するだけなので、あちらのページを読んでいることが前提です。
BIOSモードの確認
まずはBIOSモードがレガシーかどうかの確認方法。紛らわしいですがMBRはレガシーじゃないと起動出来ないので、言い換えるとMBRなのかそうじゃないかの確認です。(飛ばしていい部分ですが、一応書いておきます)
これは参考ページ2つ目のページの「解決方法」のところで確認出来ます。
あちらだと画像付きで見やすいですが、せっかくなので文字だけで書いておくと
タスクバーの検索で「msinfo32」と検索したら出てくるシステム情報を選ぶと、BIOSモードが書いてある画面が表示され、そこで確認出来ます。
MBR2GPTコマンドが使えるかの確認
このページを見に来ている人はもうやってるかと思いますが一応記載。MBR2GPTコマンドでCドライブをMBRからGPTへ変換が出来るのかどうかのチェックをします。
これも参考ページ2つ目のページの中盤くらいに書いてあります。
WinRE.wimを抽出
回復パーティションの再構築に必要な「WinRE.wim」を準備します。
説明は面倒なので、全投げします。助かりました、ありがとー!
それだけだと流石にあれなので簡単に解説をすると、
マイクロソフトの公式サイトから「Windows.iso」をダウンロード。
その中から「install.esd」を取り出してCドライブ直下に作成したWorkフォルダに配置。
(他のフォルダでも問題ない。他のフォルダを使う場合はそこから後に出てくるコマンドの「C:\Work」の部分を変えたフォルダのアドレスに置き換える)
さらに「install.esd」から自分のパソコンに対応したインデックスの「install.wim」を抽出。
「install.wim」を展開して「Winre.wim」を抽出。
色々と難しく書いてあったのですが、「install.wimの抽出」の部分以外は、普通に展開ツールで展開して見つかったファイルをコピーで問題なかったです。
コマンドプロンプトに詳しくない人がとまどいそうな部分を抜き出すと
md C:\Work ← \マークになってしまってますが多分ここ!
このコマンドは「Cドライブ直下にWorkというフォルダを作成する」というコマンドです。なので、これと下の行のコマンドは別々に入力した方がいいです。
そんなこんなで入手した「Winre.wim」を、「C:Windows\System32\Recovery」配下に配置。
システムファイルのチェックと修復をしてなんか消してMBR2GPTを起動して終わり!
それからはギタリストさんと同じことを実行。
システムファイルのチェックと修復(reagentc /無効有効とか、sfc /scannowとか)をやった時に何かが修復され、
「やったか!?」と思ったらMBR2GPTは起動しなかったのですが、
解説動画の10分辺りからやっている「bcdedit」のところから後と同じ操作をしたところ、問題なくかは謎ですが、MBR2GPTが動きました。以上で変換作業は終わり。
それと見返してみて気が付いたのですがこの動画、自動翻訳で日本語の字幕が出せます。
ブート設定の変更
最後に再起動して、起動時のUEFIでCSMを無効にしてブート設定でUEFIモードにし、起動する際に使用するドライブで、今GPTに変換したシステムドライブを選択したら完了です。
(MBR形式のシステムドライブだと、UEFIモードを使うのにCSMを有効にしてレガシーモードオンリーにして起動してあるため、もう必要ないのでその機能を無効にする)
まとめ
ということでまとめ。
大体のことはギタリストさんが教えてくれたのですが、途中ちょっとだけ情報が最新ではなく、「やめよっか」しそうになったところに助け船があり、無事に変換がでけた!という感じでした。
皆さんの助けによって助かった者が1人居るという事実を、ここに残しておきます。
ツギハギだらけの古からのシステムドライブでWin11にアップデートするのってもう大変!
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