神椿學園新聞部の感想

*本ブログはアフィリエイト広告を利用しています。
*モバイル版でXの引用ポストの表示がおかしい場合、日付のリンクをタップすると引用元のポストが表示されます。

はじめに

「神椿市建設中。」の亜種みたいな作品の

「神椿學園新聞部(神椿学園新聞部)」(switchとsteamで販売中)

とりあえずな形で、メインストーリーを最後まで読み終わりました。

メインストーリーは、STORYという難易度にすると調査パート(読み物じゃないゲーム部分)をスキップ出来るというのと、

調査パートを遊ぶ必要があるNORMALでも、クリアまでする必要はないっぽくて、NORMALでもメインストーリーは結構あっさり進めました。

サブストーリーの方は、ちゃんと考えてやらないといけない感じなので、まだメインだけが終わった段階での感想です。

感想の前に

実は最近アップデートがあり、今回の感想の不満に感じたゲーム部分が、おそらく全て修正されているようなのですが、まだ内容の確認が取れていないのでアップデート前の感想でお届けしています。ご了承ください。

感想

メインストーリー、すんごい良かった。アニメ化して欲しいと思いました。

でも、ゲームだから、ノベルゲームでしかも声も付いてないからの良さもあって、やって良かったなと思いました。

というか、脳内で普通に声が聞こえてきたので、実質アニメで映画でした。

ジャンルは、キービジュアルから予想出来そうな感じのジャンルで、ただの日常学園物ではなかったし、派生元であるところの「神椿市建設中。」とも、テーマは同じだと思うけども結構違うなと思いました。

アニメの「神椿市建設中。」が、前編はラノベで、中編部分は抜けてて後編からスタートみたいな内容で、かなりの衝撃を受けたみたいな人用に注釈を入れておくと、

今回の作品は事前知識とか必要ないです。

というか、事前知識が必要だったのは、今のところアニメだけです。

メインキャラのモデルになっている5人を知っていると、脳内で声が再生される、イメージがより鮮明になる、というくらいだと思います。


メインストーリーを読み終わったときのプレイ時間が6.8時間(結構のんびり読んでいたので、普通にやってたらもっと早かったかも)だったので、

ボリュームに対してお値段が少しお高い気もするけど、でも最近の映画ってこのくらいの値段するじゃん?みたいなところで、自分は納得しました。

個人的にはかなり満足な作品。


ストーリーがもっと欲しかった、とは言っても、正直かなりキレイにまとまっていて、付け足すと蛇足感が出てきてしまうような、そんな感じを少し思いました。

本当にアニメを1クール見た気分でした。

メインストーリーのボリュームをアニメで例えると、全12話として、Demo版の部分で2話分くらいなボリュームです。

Demo版の部分からもう少しあって、5人の個別パートがあって最終章という構成です。


残念だった部分を挙げると、調査パート(読み物じゃないゲーム部分)の難易度が、Demo版よりもおそらく上がっています。

Demo版でも結構アレな難易度なのに、手直しが入るどころか改悪されています。

視界が悪くなり、イベントは急に湧く上に見過ごせなくなり、パーク(アイテムに付ける付属品)の使用回数という項目も増えてる気がして、(項目がなかったか、2~5回みたいな少ない回数じゃなかったよね?)

良くなってるのは、コントローラーに対応してスティックで自由に移動が出来るようになったところくらいです。


アイテムやイベントの配置、パークの使用回数制限、クリア条件、

この3つのうちのどれかが有情ならまだ遊べるゲームだったのですが、3つとも無情なので、ただの運ゲーです。

なんでアイテムの配置が毎回ランダムなのか。

ただでさえ良いダイスの目が出ないとムリなお祈りゲーなのに、san値が一定以下じゃないとクリアにならないみたいな余計な条件が付いてるものまであって、(分かりやすく例えると、良い感じにステータスが減ってないとダメ)

クリアさせる気は本当にあるのか?と思いました。謎です。

最初、ポイントが上回ってるのに失敗になってバグかな?と思ったら「san値<30」という違う条件が付いていて、その後san値を30にしてポイントの方もちゃんと上回っているのに失敗になって、やっぱりバグかな?と思ってしっかり見たらイコールが付いてなくて、「せめて=付けてよ!」と思いました。


計画立てて準備をして目的地に向かっても、アイテムが拾えるかがランダムで、アイテムを探してる間に普通に時間切れになり、準備したものは2回くらいしか持ち込めないので、すぐなくなります。

持ち込める回数が決まってるアイテムが持ち込み可能な、マップは固定な、不思議のダンジョンです。

「これ、こうした方が絶対良かったでしょー」とツッコミたくなってしまう、インディーゲーム特有な難易度をしています。

ただ、メインストーリーを読む分にはクリアする必要はないので、まあ許せなくもないかーという感じでした。


探索する場所ごとに差があって、アイテムのパラメーターも結構キャラのイメージ通りなステータスの振り方をしていて面白いなと思うのですが、(派流ステージはステータスが上がりやすくて、此処ステージはボーナスが上がりやすいとか)

そんなことを楽しんでいる余裕がないくらいに難易度が高すぎて、もったいないなという印象でした。

あと、相変わらず誤字・脱字が結構あって「ちゃんと最終チェックして!」とは思いました。多いところだと1画面に2か所あって(ストーリー此処#3の日誌)、そんなに長くもないのにやらかし過ぎだろと。


ストーリーが満足度の95割くらいを占めていると思うので、ネタバレは踏まない方が良いです。

コスパのREGENERATE、タイパの神椿學園新聞部、ゲーム性の神椿市協奏中。

という感じでした。

でも、そう感じたのは、この1年でメインキャラのモデルになってるV.W.Pの5人を結構観ていて、それなりにファンになってる状態でこのゲームを体験したからなのかな…とか。

そういう感じでした。


ゲーム部分目的で気になってるならおすすめ出来ない、なのですが、ノベルゲーとしては満足度がすごかった。

アニメ化して欲しいというか、何なら脳内で勝手にアニメとして再生されました、みたいな作品でした。

ドット絵で声も付いてないレトロな雰囲気、このゲームという媒体が一番合ってると思いました。

コメント