ひょんなこと
前置き
ひょんなことから「かまいたちの夜2」を遊びたくなってしまい、せっかくプレイをしたので、とりあえず感想を書いておこうかと思いました。
プレイした感想なので、当然ながらネタバレが含まれます。お気を付けてください。
追記
ページまとめも作ってみました。他の話の感想はこちらからどうぞ。
とりあえずなあらすじ
「かまいたちの夜というゲームがヒットしたので、ゲームで勝手にモデルとして使わせていただいた皆さんを、私が購入した島でおこなうパーティにご招待したいと考えております。ふるってご参加ください。我孫子武丸」
大体こんな感じの手紙が届いた主人公の透。最近あまり会わなくなってきていた真理とまた会えるということで、参加することに。
今回招待された島というのが三日月島という絶海の孤島で、その昔岸猿家という一族が私設監獄を作っていたので、監獄島と呼ばれていたとか。
謎の人物我孫子武丸、そしていわく付きな三日月島、いったい何が起こるのか。
みたいなそんなあらすじです。
感想
プレイ時間はセーブによると約3時間。ちょいちょい流れる実写ムービーが怖い。
結構衝撃というか、別にそうでもないかもしれないことを書くと、前作原作者の我孫子先生は今回シナリオ監修になっていて、作品担当が「・シナリオ監修・ラブテスター篇ほか執筆」と書いてあるので、ラブテスター篇以外は設定がおかしくないか等を確認するくらいのポジションだったっぽいです。
今回の「わらべ唄篇」は、田中啓文先生がメインで担当してるらしいぞ。
ということで今回のかまいたちの夜2感想、実は20年前くらいに一度遊んでいて、中身というか、トリックを覚えていたので「楽しめるかな…」と思っていたのですが、正直そんなのは関係ありませんでした。
主人公の透君が勝手に事件のトリックを閃き、流れでラストの犯人当てシーンまで進んでいきます。犯人を間違えても別にデッドエンドにならずヒント付き。
ぶっちゃけ、密室トリックに無理があり過ぎる。50年に1度の島に起こる「かまいたちの夜」という災害を使うって流石に無理がないか?という。
もっと言うと、この「かまいたちの夜」という災害イベント、事件のトリックに関係なくないか?トリック自体は通常の日でも可能で、途中で島から出られないようにするためだけに用意するギミックにしては、ちょっと大げさすぎるんじゃないかなと思いました。
まあ一応、わらべ唄やラストで関係があるけども。
アマゾンレビューで「犯人を当てるまで選ばせてくれるこれは、はたしてミステリーなのか?」みたいなことが書いてあって、「そんなんだったかなー」と思っていたのですが、実際遊んでみて「ホンマや…」と思いました。
あと、3時間ほど遊んでみてから改めてアマゾンレビューを見て気が付いたのですが、他の人のレビューで、地味に「事件の内容が全て書いてあるもの」があるので、レビューはあまり読まない方が良いです。
トリックは透君が勝手に閃いて答えを教えてくれるし、犯人は考えなくても全員選んだら当たるしで、優しすぎた。
でも、2時間サスペンスを見ているみたいで、ストーリーはなんか良かったなとは思います。
金田一少年の事件簿にあってもおかしくないような内容だなと思いました。
それと、エンディング後に「次回予告」ってなんだよ!そういう感じかよ!と思ったり思わなかったり。
とりあえずわらべ唄篇、2時間のサスペンスドラマを見ているみたいで個人的には結構良かった、という感想でした。
ただ、血管ブチ切れの釣りエンド、あれだけは本当に許せない。
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