完 かまいたちの夜2をプレイしたので感想 総まとめ篇

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前回

はじめに

一気に全ルートを遊び、わりと燃え尽きてしまったので全体的な感想を書きます。

気が向いたらエンディング埋めはする予定ですが、エンディング埋めという行為は、食べ残しをなくすみたいな感じだと思うので、たぶん感想は変わらないと思います。

あと一応気を付けて書くつもりですが、「内容を全く知りたくない!」みたいなレベルでは気を付けていないので、ネタバレ注意です。

そんな人用に感想を書いておくと、今作のメインストーリーは、平日お昼にやってそうな2時間サスペンスドラマみたいな内容です。

ということで改めて感想

改めて2を遊んでみて、賛否両論になるのも分からなくもないなという内容でした。

今作を一言で言ってしまうと、アンソロジーコミックみたいな作品です。

「共通の設定と舞台を用意しました。『前作の内容はゲームでフィクション。原作者を名乗る謎の人物、我孫子武丸が出演者たちを三日月島の館に招待。島にはわらべ唄があって、三日月島は現在無人島で、館は岸猿家という一族の頭首、岸猿伊右衛門が、私設監獄として生前使っていました。近くには廃村もあります』みたいな感じです。これを生かして、各々で考えたかまいたちの夜2の物語を執筆、お願いします!」

みたいな発注をしたんじゃないかという物語が、10本くらい入っています。

「まず10本が多いよ!」って話で、メインの「わらべ唄篇」の比重が小さくなっちゃってる印象を感じました。

もうちょっと話が難解でも良かったかなと。


そして途中で気が付いたのですが、この「わらべ唄篇」の初回プレイがゆとり仕様で、なぜかトリックは勝手に閃くし、真犯人以外は選べないようになっています。

かまいたちの夜の魅力を大分失わせているなと感じました。

前作はそういう感じじゃなかったじゃん!犯人を間違えたら犠牲者が増えていくみたいな、誰が犯人かも分からないミステリーだったじゃん!

こんな仕様じゃあ、不評になってしまうのも仕方がないかなと。


ただ、ぶっちゃけこのゲームでの一番のがっかりポイントって、おそらく「前作の話は2の世界ではゲームの話。フィクション!」といきなり突き付けられる部分で、そこさえ踏まえておけば、

初回だけゆとり仕様という部分はそこまで気が付かないし、知った上で遊んでも、透が語り出すよりも先に閃けば良いとか、1回で当てられればいいとか考えれば、そこまで不評になるかは分からなくて、

個人的には、結構楽しめたという感想でした。


というか、小説とか映像作品を見ている感じです。

今作は自分が主人公ではなくて、ドラマを見ているみたいな、そういう感じだなと思いました。


あと、3と比べると、演出は間違いなく2の方が上です。

3は話は面白かったのですが、演出はそこまで凝ってるイメージがなく、作りが甘いなという印象でした。

それと比べて2は、実写が多くて謎の着物の女性で脅かしてきたり、文字の後ろで波風に吹かれてひらひらしてるシーンがあったり、カラスが館の上をぶんぶん飛んでるシーンがあったり等、結構映像が凝ってます。

それに、今作の良さってメイン以外のルートにも詰まっていて、どのルートもホラー映画を見ているみたいな気分で物語が楽しめます。

メインルートのわらべ唄篇はお昼の2時間サスペンスドラマ、それ以外のルートは午後のロードショーみたいな。

そんな感じの作品だと分かった上で遊ぶと、値段以上には楽しめるんじゃないかなと、ワンコインくらいで買い直して今回遊んでみた自分は思いました。(最初に買ったのは家で紛失しました…)

サウンドノベルの特性を色々と使って、面白くしようとしてるなというのが感じられる、良い作品だと思いました。


それぞれの感想は、リンクを1つのページにまとめてみたので、気になる方は下のまとめページからどうぞ。


PS2かPSPでしか発売されていないので、現在遊ぶ環境を構築するのが大変という部分は、まあ頑張ってくださいとしか…

PS2は、ちっちゃかったりトレイがパカパカだったりでオモチャ感が倍増しますが、薄型の方が頑丈なイメージがあるので、薄型がおすすめです。

PSPは、3000が多分良いけど、さすがに今やるのはきついかも…

そんなまとめ回でした。

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